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2008.07.20

LOVE

LOVE

アーティスト:The Beatles

LOVE

僕がビートルズに初めてハマッたのは小学生の頃。当時から音楽に対するこだわりというか、J-POPに対する少々の偏見、クセがあったのかもしれない。

この作品は、そんなビートルズの往年の名曲を大胆にミックス、音質もかなりよくなっている。とても実験的な感じで曲が組み合わされており、曲と曲の繋がりだけでなく、よーく耳を澄ませると、中には「ここでこの音(フレーズ)を組み合わせるの!?」といったパートもあったりする。また原曲はそのままであっても、キーを変えることで自然なミックスの流れを生み出していたり。ビートルズをよく知る、かつ音楽をよく知る人にしかわからないほど細かい部分だけど…。

これはとても斬新で遊び心に溢れる試みだと思うが、裏を返せば、彼らの名曲の数々をおもちゃのように加工、分解して組み合わせるといった、軽々しい気持ちが感じられなくもない。評価も賛否両論でキレイに2分割したとか。

僕個人の意見としては、歴史を紐解くことで新しいものを生み出そうとする姿勢には強く共感できる。あの大昔の名曲達をこれほどまでに新しく、現代に甦らせたことに強く感動した。

やはり、既定のレール上を進んでいるだけでは、決して新しいものは生まれない。レールを外れることが全てイノベーションのイグニッションになるとまでは言わないが、イノベーションと呼ばれるような出来事や新商品、芸術等は往々にして賛否両論の意見が伴うのも特徴の一つではないだろうか。それはどこかに人々の常識を極端に逸脱するような取り組みが見られるから?まぁ、かといってこの作品が歴史に残るほどすばらしいかどうかは全くわからない。

それにしても、音楽がここまでもろく儚いものなのかと考えさせられた。一からストーリーを持って作り上げられた曲であっても、切り離して繋げるだけで、別のストーリーを帯びた一つの曲が作れてしまう。この作品がそこまで極端であるというわけではないが。

もっと言えば、音楽に理論など無く、どんな曲であっても、たとえそれが理論を外れたようなヒドイ曲であっても、最後には耳に馴染むか馴染まないか、といった、個人の感性に全て委ねられるものなのだろう。中には4分半(?)くらい無音が続いてピアノの蓋を閉じるだけ、といったクラシック音楽の作品もあるくらいだし。。

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